エネルギーセキュリティー

冬季の節電要請が政府から発出されました。数値目標はありませんが、うんざりします。なんで？こんなこといつまで続くの？お気持ちは理解できます。ただ今のエネルギー・電力を取り巻く諸情勢を考えると、政府の意図も理解できます。本音はこんな感じです。

先日政府から原子力の政策を大転換する発表がありました。福島事故以来の出来事です。様々な社会情勢から政府として考え抜かれたようで、エネルギー計画にも大きな影響を与えます。業界としても安全性を意識しつつ国民の要請に答える方策を真剣に考える時です。

日本にも「地政学的リスク」は存在します。小資源国が中東から「石油」を調達し続けることが５０年間以上にわたるリスクそのものでした。資源の多様化、輸入国の多元化など、電力関係者はさまざまな努力を重ね、エネルギーベストミックスに辿り着きました。

ロシアのウクライナ侵攻に関連し、エネルギー資源が戦争の具となっています。西側諸国はエネルギー不足に陥りエネルギー政策の見直しを迫られます。今回はＥＵを中心に地政学的リスクを考えてみたいと思います。特に原子力を放棄したドイツの動向が気になります。

資源大国ロシアのウクライナ侵攻に関連し、西側諸国への対抗策として、資源の輸出削減に踏み切りました。資源のほとんどを輸入に頼る我が国経済にとっても大きく悪影響を及ぼす事態です。５０年前の２度にわたるオイルショックとの考え方の違いをお伝えします。

首相の記者会見で、原発再稼働についての言及がありました。就活生にとっても話題という意味で重要と思い、目を皿にして記事を読みましたが大したことなかったです。なぜ大したことないのか読み取って欲しいです。これからもこういったトレンド記事は配信します。