【勝手に解明】関西電力はホワイト企業。でも辞めたい社員もいます。

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道頓堀 グリコ 企業体質・イメージ

東京電力は福島事故以降、さまざまに批判を受けてきましたが、政府・国との護送船団方式で多大な支援を受け、他電力や、何より国民に大迷惑をかけながらも、厳然と存在しています。
ここまでくると、大電力会社のポテンシャルを考え、かえって就職すべきと思い至りました。
※【勝手に解明】関西電力はホワイト企業。でも辞めたい社員もいます。

このことは、関西電力も同様です。
「傲慢さとプライド。世界一の電力会社という誇り」が東京電力とすれば、「過去の栄光と、70年前のある意味滑稽な体質から抜け出せない」関西電力というところでしょうか。
しかし東京電力と同様、したたかに生き抜いています。

ブラックな行動。

  • 福井県高浜町助役からの関電幹部の金銭授受。
  • 金銭授受による追徴課税分の補填。
  • 電気料金値下げによる役員報酬カット分の補填。
  • 中部・関西・中国・九州電力によるカルテル。
  • 首謀であるはずの関電へのリニエンシー制度の適用。
  • 関電社員の替え玉受験。
  • 関電社員の国家資格「施工管理技士」の不正取得。
  • 子会社を通じての不正な顧客情報の取得。

ドラマの「水戸黄門」をご存じでしょうか。
勧善懲悪の水戸光圀公が、助さん角さんの御伴を引き連れ、事件を解決しながら日本全国を漫遊するドラマです。

✓福井県高浜町助役からの関電幹部の金銭授受。
 電気料金値下げによる役員報酬カット分の補填。

ある時、悪代官「関電」が極悪商人「助役」と結託し、原子力の仕事の発注を捻じ曲げます。
極悪商人から金銀大判小判や高価な貢物を長きに渡って受け取っていましたが、黄門さまに悪事を暴かれます。「葵のご紋の印籠」を突き付けられ、平伏しましたが言い訳は「極悪商人から叱られるのが怖くて、断りきれませんでした」。「はあ~?あんた代官でしょう」。意味不明な言い訳をするな!「瓦版屋」からも責められ、大変な騒ぎになってしまいました。

✓中部・関西・中国・九州電力によるカルテル。
 首謀であるはずの関電へのリニエンシー制度の適用。

ある時は、商人仲間と新参者は仲間に入れないという「申し合わせ」をしました。
しかし、これは幕府が強く禁じる「ご法度」でした。黄門さまご一行に暴かれ、謹慎を申し付けられそうになると、なんと突然「廻船問屋と旅籠屋と両替屋で悪事をはたらきました。言い出したのは私ですが
一番に白状しましたので、私だけはお目こぼしを。」と訴え出ました。
なんと「御触書」を見ると許されることとなっていました。小賢しいにも程があります。

少しふざけ過ぎました。
原子力現場で飛び交った貢物が「大判小判」と聞き、水戸黄門の設定が思い浮かびました。
でも大切なのはその後です。
どうなったのでしょうか。

過去の栄光。

20世紀中盤、戦後復興からその後の関西の高度経済成長を支えてきたのは関西電力であることは間違いありません。
戦後復興は水力開発。
「黒部の太陽」でも表現されているように、時の関電マンは寝食を忘れ国の再建を支えてきました。
また凄まじい高度経済成長には水力発電では追い付かず、大出力を賄える原子力開発に猪突猛進してきました。電力は産業の礎であり、社員もその使命感とプライドに生き、家族の誉れでもあったことだと思います。
電力会社が各地域でのリーディングカンパニーとなっているのも頷けることです。
ただ、それは1900年代半ばのことです。
それ以降の、目のまわるような世の中の変貌はお話するまでもありません。
かたや電力会社は、電気事業法での地域独占という国の庇護のもと、特に大きな波乱もなく連綿と続いてきました。
「電力会社=安定」というイメージを抱かれるのは、このころの時代を想像されておられるのではないでしょうか。事実は残念ながら少し違ったものになってきているような気がします。

70年経過し、積もり積もった垢や錆は拭い去れないものとなり、いろいろな場所に発生した歪みはついにひび割れを起こしかかっているのが実態のように思えます。それが最近になってついに顕在化してきたということなんでしょう。

関西電力のOBに知り合いがいます。
「黒部の太陽」に憧れて入社したという土木屋さん。
その頃の話題になると突如目を潤ませて雄弁になる老関電マン。
古き良き時代を思い出されることは決して否定しません。
が、会社ごとこのモードに入ってはいけません。
爺さんが「昔取った杵柄」話ばっかり。そんな会社のムードがあります。

守れない約束。

東京電力同様、守れない約束があります。
現社長が記者会見で、数々の不祥事な発覚を受け、経産省に提出した「詫び状」です。
当時、これが電力業界の将来図だと思ったことを記憶しています。
列挙します。

  • 内外無差別取引、グループ会社優先の電力供給をやめるということ。
  • 長期契約の導入と取引先の拡大、相対取引を増やし電力市場への卸売拡大。
  • 関西エリアに限定せず、経産省の自由化方針に従う。
  • 発販分離。

ポイントは「発販分離」。
評判の悪い「送配電の法的分離」を資本分離にするのはもちろん、発電と販売の分離まで受け入れるということです。
要はバラバラになります、ということです。
また、発電した電力はグループ会社を優先するのではなく、電力市場に卸すという事です。
まさに経産省の「電力システム改革」の狙いを自ら体現し、お国の方針に盲目的に従いますという意思表示です。

勝手に解明。

上記現社長の表明。驚きました。そこまで言う?!でした。
当時、数々の不祥事により、関西電力の社長は短期間に4代連続引責辞任していました。
異常です。
5代目に就任した現役社長。やっとまともな経営陣に。
この約束は大変。でも頑張れ!と期待していました。

何も実現していません。社長さんどうなっているの?
えっ!そんなこと言ったっけ?という感じです。

だれからも責められる感じはないです。
詫び状を出していながら、政府も国もマスコミも話題にすらしません。

結論は東京電力と同様、前作では筆者自身の感情が先行しミスリードしたような気がします。
ことここに至っては、何があっても関西電力の屋台骨が揺らぐようなことはあり得ないような気がしてきました。
特に原子力に関しては、九州電力と並んで順調な再稼働を果たしています。
誰に何を言われようとも儲けてみせる。というような意思を感じます。
他電力から「裏切者」とか非難されても関係ありません。
どこ吹く風?というやつです。
したたかな企業。恐れ入ります。
東京・関西電力。
もっと「余裕と品格」のあった会社だと記憶しています。
でも「余裕と品格」では飯は食えませんよね。
狭き門だと思いますが、入社が許されるのであれば是非検討されるべきと考えます。

<参考>
メーカーや流通と違い、電力会社の仕事は、外部からみていても本当にわけがわかりません。
筆者は「実は転職希望が多い理由はここでは」と思い至り、他には絶対にないお仕事解説記事をアップいたしました。事務・技術別に「超具体的に」解説いたしました。

文系(事務系)のコンテンツは下記です。
みんな知らない電力会社のお仕事。 超具体的解説:文系(事務系)。

理系(技術系)のコンテンツは下記です。
みんなの知らない電力会社のお仕事。超具体的解説:理系(技術系)。

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塾長こと一村一矢

「電力会社就活塾塾長」こと一村一矢です。
電力会社のOBで、40年あまり原子力発電所を中心に勤務いたしました。
引退後は小説やコラムを書いています。電力ネタはあまり興味のあるモチーフではありませんでしたが、コロナ禍で企業や店舗がバタバタと倒れる中、電力会社への就職希望者が殺到という噂を耳にしました。 電力会社は今も安定企業なのでしょうか? 就活生のために私の知る限りの実態をお伝えいたします。